7月4日 英語教授知識を深めるTKT

ケンブリッジ大学英語検定西日本試験センターにて英語教師を対象としたTKTテストの対策コースが始まりました。TKTの資格があれば、世界中で第二言語としての英語を教えることができます。コースの講師は学芸館高校のThomas Fast教諭です。TKTのModule1は言語としての英語知識についてのテストです。文法、発音、語彙、さまざまな専門用語を学びます。参加者の国籍も様々で、音韻学についてのセッション中、magazineという言葉のアクセントがどこに来るかについて意見が分かれ、私は一度、アメリカ人の友人に直された経験からmagazineのアクセントは第一音節のmagazineだと思っていましたが、正解は…ケンブリッジ大学の見解は…第三音節のmagazineでした。しかしmagazineと言うアメリカ人にしたら、それは間違った英語ではないわけで…。受講者の一人、アメリカ人のZはスコットランド人の英語は聞き取りにくい、と言っていましたが、英語はイギリスから海を越えて世界中に広がり、新たな変化を加えながらも、それぞれの国で国語として人々に使われてその地に根付いているわけです。そして今、ビジネスのグローバル化、インターネットの普及とともにさらなる広がりを見せていて、もはや国際共通語になりつつある英語は、他に類を見ない本当に特別な言語だと再認識しました。

 さて、このコースは本物の英語、使える英語を教える英語教師を対象としているため、日本語で、英語の長文読解を教えている高校英語のスタンスとは異なるアプローチで進んでいます。Thomas教諭もなぜ日本では英語を英語で教えないんだろう。→なぜ日本語で説明しないといけないようなハイレベルな英語を教えているのか、ということに言及していました。私が常に疑問に思ってきたことです。この講義中、さまざまな考えが浮かんできて結構意見をまとめるのに苦労しています。英語知識の学習と言語習得はまたく違うものです。このTKTコースで学ぶことをうまく取り入れ学校英語でも言語習得につながるレッスンを目指します!