☆ 未来を切り開く英語 ☆

① 大学受験 ・ 共通テスト(イギリス英語の使用がスタート)

試験会場となる岡山大学
試験会場となる岡山大学

2021年から開始された「大学入学共通テスト」は、各大学が独立行政法人「大学入試センター」と共同で実施する試験です。2020年度入試まで30年にわたり実施されてきた「大学入試センター試験(いわゆるセンター試験)」の後継にあたる試験です。

センター試験と同様、毎年1月中下旬の土・日曜の2日間に全国で一斉に実施され、約50万人が受験する、日本最大規模の試験です。

国公立大学の一般選抜受験者は、原則共通テストを受験します。

また、多くの私立大学でも共通テストの成績を利用する「共通テスト利用方式」を採用しています。大学進学を考える受験生にとって、この共通テスト対策は非常に大切です。

 

【News!】第一回共通テストでは、イギリス英語の使用が開始されました。(日本の公立中学でアメリカ英語を習うため、センター試験はアメリカ英語のみ)

 

共通テスト『英語』の日程

英語は初日の午後ですよ~

 

令和5年 1月14日(土)

 

午後3:10~4:30(筆記)

  5:10~6:10(リスニング)

  リスニングテスト自体は30分間

 外国語の「英語」の受験者は、「リーディング」と別時間に実施される「リスニング」の受験が必須です。共通テストでは、「リーディング」と「リスニング」の配点がそれぞれ100点となり、センター試験時と比べて「リスニング」の配点比重が高くなりますが、各大学が成績を利用する際には、配点比率を自由に決めることができるため、センター試験時と同じ4:1の比率を維持する大学や、共通テストの配点通り1:1の比率とする大学など、対応は分かれています。

また、一次試験と二次試験の配分も各大学によって異なります。(東大は1:4 共テ110点 二次440点)東大のように、英語の得点比率の高い大学が多いです。

詳しくは志望大学のウェブサイトでご確認ください。

最近大学入試で見かけるCEFRってなんですか?

CEFR (ヨーロッパ共通参照枠)は、言語能力を評価する国際指標です。 CEFRは文科省が英語教育の抜本的な改革のために導入した英語力を測る指標で、NHKが語学番組のレベル表記に使用していることでよく耳にする言葉になり、2020年の大学入試の改定を前に各大学も入試の際の指標として導入しています。もとは、EU欧州評議会にケンブリッジ大学英語検定機構が協力して、ヨーロッパ共通で使えるよう考え出した言語教育と評価の方法のガイドラインです。ですからケンブリッジの各試験は全て、言語能力を初心者のA1からネイティブに近いレベルのC2まで段階別に評価するCEFRに完全準拠しています。陸続きで多言語使用が割と一般的なヨーロッパでは、共通の指標が必要でした。今なら、例えば、あるフランス人が「私の英語はこのB2レベルだけどドイツ語はA2レベル。では、今年はドイツ語をがんばろう!」と自分で比べて判断できます。履歴書に「CEFRで○○レベル」と書けばEU内のどこに行っても通用します。CEFRでは、言語知識の豊富さでなく実際に「聞く、話す、読む、書く」ことができる技能の達成度を重視しています。ケンブリッジ英検のFCE保持者はEU各国で仕事ができるレベルとされています。国内の数ある英語検定の中でケンブリッジ英検が最もCEFRに準拠している理由はここにあります。現在各種英語検定がCEFRに合った4技能検定へと内容を改訂し調整をはかっています。

大学入試情報サイトでケンブリッジ英検が紹介されています。

現在世界中で、「学習者が本当に英語が使えるのか?」言語運用能力を客観的に評価するために使われていて、企業や教育機関から「受検者の英語力が期待通りではないリスクを減らせる試験」と、高い評価を受けています。